小松尾さんの想いよ届け ‘’850台‘’の献血バス
鹿児島の献血業務に携わる方に、話をうかがった1週間。
最終日は、鹿児島県赤十字血液センター事業部推進課の小松尾麻衣さんが出演。
鹿児島出身の小松尾さんは、入社4年目の26歳。
趣味は学生から始めたスキューバダイビング。ラジオの声も元気一杯。
大学では農学部でキノコのDNAを調べ、
微生物を使って美味しいキノコを作る研究に取り組んだ。
一方でボランティアサークルに所属し、
東日本大震災では、ボランティアとして被災地で活動した。
そのとき、避難所で赤十字の救護員の姿が目に留まった。
人のために・・・赤十字の職員の道を選んだ。
いま所属する推進課で、献血バスの受け入れの依頼や、
献血の実施日や時間を調整を担当する。
県内の献血バスの「稼働実績」は去年、離島を含めてのべ約850台。
1月と2月は『はたちの献血キャンペーン』も行っていて、
小松尾さんと同世代の若い人たちの献血推進にも力を入れている。
(献血した方には“けんけつちゃん”コットンバックをプレゼント中)
献血の種類によって条件は異なるが、献血できる年齢は16歳から69歳まで。
「輸血を必要とする患者さんに、安定的に血液を届けるためには、
献血バス1台当たり52名以上の協力が必要です。一人でも多くの方に足を運んでいただきたいです」。
被災地を実際に見たからこそ、たくさんの人の力になりたいと一生懸命な小松尾さんは、
大好きなスキューバダイビングには、最近はなかなか出かけられていないそうだ。
「奄美大島のキレイな海でダイビングをしたい。クジラにも会えるかも」
大学ではキノコのDNA採集をしていた小松尾さん、
今は輸血を待っている人たちに安定的に届けられるよう血液を集めるために、頑張っている。
今日も小松尾さんが手配した献血バスが、
小松尾さんの想いを乗せて県内各地に出動していく。
1月19日10時40分ごろ放送「たんぽぽ倶楽部」海童が行く より