南洲神社宮司 鶴田伊都雄さん
今週は、今、一番お忙しい方々、
鹿児島の神社のみなさんに電話をつなぐ1週間。
トップバッターは、南洲神社宮司、鶴田伊都雄さん。
南洲神社は、JR鹿児島駅近く、鹿児島市上竜尾町にある神社。
丘の上にあり、桜島、錦江湾をのぞめる眺望の素晴らしいロケーションだ。
西郷隆盛をはじめ、西南戦争で亡くなった薩摩軍兵士、およそ6800柱をまつっている。
来年は明治維新150年、さらに「西郷どん」ということで、
今年の秋くらいからずいぶん、観光客、参拝客が増えているそうだ。
最近は、若い方の参拝も増えてきたそう。
でも、御朱印帳だけが目的の方もいるそうで、
お参りもしてほしいと、声をかけたくなることもあるんだとか。
そんな鶴田さんの願いは、
西郷さんの素晴らしい人柄、人間性も知ってもらう事。
小学校の子供たちが来るときには、西郷さんの言葉を伝えている。
「『雪に耐えて梅花麗しく、霜を経て楓葉赤し』という言葉を申し上げるんです。
雪が深ければ深いほど梅の花は美しく、
霜が強ければ強いほど、楓の葉はみごとに色づくと。
だから、今は勉強いろいろ苦しいでしょうけど、
いずれ花が咲く時がきますよと、申し上げています」
来年は、西郷さんでさらに盛り上がる南洲神社。
鶴田さんの活躍の場もますます広がりそうだ。
12月25日 10時40分放送「たんぽぽ倶楽部」海童が行く より