「人権週間」お互いのことを考えよう
12月4日(月)~12月10日(日)は、人権週間。今週は、人権啓発に取り組んでいる皆さんが出演。
月曜日は、鹿児島県人権同和対策課の蔭山康代さん。
人権とは、人間が人間らしく幸せに生きるための権利でみんなが持っている権利のこと。
1948(昭和23)年12月10日、国連総会で世界人権宣言が採択された。
それにちなみ、12月10日を最終日とする1週間を、人権週間と定めた。
日本は翌年から実施しているので、今年で69回目の人権週間となる。
近年、インターネットによる差別が問題になり去年、差別を解消、あるいは防止する法律ができた。
4月に、障害を理由とする差別解消を推進する「障害者差別解消法」が施行。
6月に、不当な差別的言動を許さず、その解消に向けた取り組みを推進する「ヘイトスピーチ法」が施行。
12月に部落差別の解消を推進する「部落差別解消推進法」が施行された。
番組の中で、えっちゃんが「部落差別というのはもう、昔の話かなと思っていたのですが、違うんですね」との質問に、
蔭山さんは「今でも、結婚差別、就職の時の身元調査、インターネット上での悪質な落書きがあるのが現状。法律の中でも今も、なお、部落差別は存在している、と明確に記載されています。」と話した。
「1週間だけではなく、1年中、世界の人がお互いのことを考えるべき。とにかく、この1週間で立ち止まって考えてみましょう」と、えっちゃん。
今週、いつもより意識して、「思いやりの心」を持ちたい。
人権週間では、テレビ、ラジオ、映画館での告知の他、人権週間の期間中、
鹿児島市の山形屋で,「人権に関するポスターコンクール入賞作品展」を開催。
来年の2月6日 午後1時30分~「人権同和問題県民のつどい」も開かれる。
場所は、鹿児島市民文化ホール。
オープニングは、鹿児島県徳之島出身でサックス奏者の吉澤レイモンド武尊さん。
講談師の旭堂南陵さんによる同和問題に関する講演を予定。
誰でも参加できる。
海童が行く 月~金 AM10:40~放送