「ファスト映画」ってなに?問題点は?
動画サイトに投稿される「ファスト映画」は犯罪です
動画投稿サイトに投稿される10分程度の映画紹介動画のことを「ファスト映画」と呼んでいます。
いわゆるネタバレ動画になります。
映画館で映画が始まる前にみる「映画泥棒」のCMがありますが、今回問題になっている動画サイトにアップされる「ファスト映画」はまさに映画泥棒になります。
テレビ番組や公式がネットにアップしている動画を違法にアップすることは犯罪です。
映画ももちろん犯罪になります。
ただ、ここ数年YouTubeを観ていると「ファスト映画」の需要が確実に増えているのを実感しています。
特に海外映画やNetflixなどの動画サイトだけで放送されているドラマや映画の「ネタバレ動画」が増えた印象です。
日本企業が著作権を持っている動画の場合はすぐに削除依頼ができますが、海外の場合だと削除依頼を出しにくいので、それを見越しているのかな?とおもいます。
ファスト映画の需要が高まった背景には「時短」
ここ数年で再生回数や投稿数が増えたファスト映画。ファスト映画の需要が高まった背景には「時短」や「映画を観に行って損をしたくない」という消費者心理もあります。
流行りに乗るために、数をこなす、倍速で視聴して、絶対に外さず・コスパ良く・時間をかけずに「良いものを知りたい」という心理もあるそうです。「面白くないものに時間をかけたくない」ということなのかもしれません。
応援している作品や俳優を苦しめることに繋がります
ファスト映画は著作権法違反だけではなく、複製権、翻訳権、同一性保持権、公衆送信権の違反などなど、とても重い罪に問われます。
また、ユーザーがファスト映画を見てしまうことで、本来、映画を放映することで得られたはずの利益を失い、
違法アップロードを行う業者や個人へ広告収入という形で流れてしまう。
また、ユーザーがファスト映画を見てしまうことで、本来、映画を放映することで得られたはずの利益を失い、
違法アップロードを行う業者や個人へ広告収入という形で流れてしまう。
軽い気持ちでアップした。
軽い気持ちでファスト映画を見た。
こうなると、次回作が作られない、応援している監督や俳優へ迷惑をかけてしまい、映画や映像制作の文化そのものに被害が及びます。