誰でも被害に「ドコモ口座」あなたは大丈夫?

「ドコモ口座」ってなに?

「ドコモ口座」は、NTTドコモが提供しているネット決済サービスになります。
ドコモ口座は、銀行口座と紐付けてネット上の支払いや送金を簡単に行えるサービスになります。
紐付けられる銀行は全国で35行。
みずほ銀行、三井住友、ゆうちょ銀行、イオン銀行のほか、地方銀行も提携しています。
利用されている方も多いのではないでしょうか?

「ドコモ口座」で何が起こったの?

この事件の始まりは、Twitterの投稿から・・・

  1. 「ドコモコウザ(カタカナ)」名義で4回に渡って30万円ものお金が引き出されていた。
  2. 定期預金との総合口座だったので、残高がマイナスでも引き落とされていた
  3. マイナス分も貸付扱いになり銀行から利子を要求される
  4. 銀行に被害を訴えても、ドコモに被害を訴えても取り合ってもらえず警察へ

NTTドコモは、9/14に緊急会見を開き、銀行からの申告ベースの120件、被害総額は2542万円に上っている、また、古い被害としては2019年5月、10月に発生したと説明しました。

誰でも被害になりえる事件!注意点は2つ

  1. ドコモユーザー以外も被害に合う
  2. ドコモ口座を作っていなくても被害に合う。

今回の被害の手口は解明されていませんが、現段階でわかっているのは、ドコモ口座の開設の際に「本人確認」の必要がいらないシステムだったため誰でにも被害の可能性があると言われています。

犯人は、何らかの手口で「被害者の銀行口座・名前・口座番号・暗証番号」を入手し、被害者になりすまして「(入手した)名前・メールアドレス」を利用して「ドコモ口座」を開設します。
ドコモ口座の開設は「本人確認」がいらないために、ドコモを使っていなくても、ドコモ口座を作っていなくても、被害に合う可能性があるということです。

犯人の手口は?

手口としては「暗証番号」を固定して、銀行口座の“口座番号だけをランダムに入力”する方法です。
暗証番号は3回間違うとエラーになったりしますよね。でも、口座番号であればエラーにならず何度でも入力できる手口が使われたのでは?とも言われています。

被害を防ぐには

通帳記入をして不審に引き落としがないか確認することが必要です。
また、暗証番号の見直しも必要です。
1234や、5678など、連続した数字、1357や、9753など「奇数の並び」を設定していたり、逆に偶数の並び。
また、7913など、アルファベットのZになる打ちやすい並びを設定すると、特定されやすいです。

国全体でキャッシュレスを推進する流れや、コロナの影響もあり現金を触らない支払い方法を選ぶようになってきました。
スマホ決済やネット決済が便利になった反面、「簡単」の裏にはリスクも有るので、
まず日頃からフィッシング詐欺などに気をつける、そして、パスワード・暗証番号の管理もしっかりしないといけないですね。

関連記事一覧