SNSに子供の写真をアップしてよいのは何歳までか?
えつこさんの最近気になったニュース『SNSに子供の写真をアップしてよいのは何歳までか?』実際、何歳までという期限があるのでしょうか?
FBやInstagramで、赤ちゃんや子供の写真をアップしている方は多い。
「ずいぶん大きくなったな~」なんて、成長記録として微笑ましくみることもできる一方、気になることも。
ハッシュタグ「#はだかんぼう」は可愛いだけじゃない
Instagramでハッシュタグ「#はだかんぼう」や「#トイレトレーニング」で検索すると、タグの通り、はだかんぼうの赤ちゃんや、
おまるにまたがった赤ちゃんの写真が表示されます(放送当日は約4万枚!)
一見微笑ましいですが、不特定多数が目にするSNSに「我が子の裸の写真」がアップされていると考えるとどうでしょうか?
例えば、よからぬことを考える人の目にさらされる、その人が写真を保存する。そうすると、『児童ポルノ』に引っかかってしまう可能性も考えられなくはありません。
名前で検索して自分の“はだかんぼう”の写真が出てくる青春時代
これまでは、はだかんぼうの写真や、プールで遊んでいる写真も、各家庭のアルバムの中に保存されていましたが、今ではインターネット上です。
親がハッシュタグ「#はだかんぼう」や「#おもらし」で、SNSに写真をアップすると・・・
その子どもたちは中高生になった時、自分の名前で検索すると、「はだかんぼう」や「おもらし」をした時の自分の写真がインターネット上に表示されてしまいます。
つまり、親が可愛いと思った写真でも、将来子どもたちに恥ずかしい思いをさせてしまうことになるかもしれないのです。
海外では裁判に発展した例も
オーストリアに住む18歳の女性が「両親が承諾なしに『自分の恥ずかしい写真(赤ちゃんの頃のトイレトレーニングの写真や、裸の写真)』をFacebookに投稿し、削除に応じなかったため裁判になった」ということがあります。
他にも、ドイツやフランスでは、子供の許可なしにSNSに写真をアップしないように呼びかけもしています。
日本もこれから先、法律が変わったり海外と同じような裁判が行われてきたら“子供の写真をSNSにアップする”行為について、世間の意識が変わってくるかもしれません。
また、児童ポルノの被害や、子供の写真をきっかけとしたストーカーなど犯罪につながらないとも言えないので、気をつけないといけません。
子供の成長は伝えたいけれど、これも“個人情報”
子供には子供の将来があるので、例えばSNSにアップする写真の公開範囲を「家族や親戚だけ」にする。
子供の顔は出さない。
もちろん、はだかんぼうの写真はアップしないなど、しっかり配慮しないといけないですね。