【はじめてスマホ】#2 親子で確認《ルール&マナー》
前回は、子どもに「初めてのスマホ」を購入するときに注意することとして「フィルタリング機能」をご紹介しました。
親子で確認!インターネットを使う「ルール」と「マナー」
総務省の調べ(2020年)では、インターネットの利用者の割合を見ると13~19歳で9割を超えているという結果がありました。また、13~19歳の年齢の約86%がSNSを利用しているという結果も出ています。
一昔前だと「子どもはネットを使っちゃだめ!」という空気もありましたが、いまは、小学生もオンライン授業などネットそのものが勉強にも不可欠な時代になっています。
子どもがスマホを持ち、いつ・どこにいてもインターネットにアクセスできるようになる前に、親子でインターネットやスマホを利用する際の「ルール」と「マナー」を考えたいですね。
家庭でのルール作り
親が一方的に押し付けるのではなく、親子で話し合って決めることが大切です。
例)
・パスワードは親が管理する(パスワードは周りに言わないように)
・利用する時間や場所を決める(夕飯のあと?場所は家ならリビング?一緒に話し合う)
・名前や顔写真、学校名、住所などの個人情報をネットに書かない
・トラブルが起きたらすぐに相談する
普段から、親子でネットに関する話題や、使い方を話し合うことで、万が一トラブルが合ったときも相談しやすい環境を作ることも大切です。
ルール作りの参考に
- 中学生のスマホルールはどうすべき?親子でルールを決める方法を解説(UQmobile)
→何に気をつけてルールを決めれば、子どもが安全で気持ちよくスマホを使えるのか?を解説した記事 - 親子で作る スマホルールリスト(Softbank)
→かんたんな入力をするだけで、自分専用の「スマホルールリスト」を作成することができます。
インターネットマナーを確認する
特に重要なのは、「学校や塾など実社会でやってはいけないこと・言ってはいけないことはネットでもやってはいけない」ということです。
また、インターネットならではの気をつけるべきこともあります。代表的なマナーを2つ挙げます。
人の悪口を書いてはいけない
Twitterなどの匿名性の高いSNSでは、自分の考えや思いを自由に発信できる反面、大人でも「人の悪口を書いてはいけない」という意識が希薄になる人が多いようです。
根拠のない誹謗中傷は犯罪であり訴えられる可能性もある、ということをきちんと伝えましょう。
SNSやインターネットを通じて知り合った人と会ってはいけない
お互いに学校、勉強、家族、友達関係の悩みを打ち明けあって仲良くなったと思い、個人の連絡先を交換して会ってみたら、実は大人だった・・・とい事件がこれまでもあります。
また最近はオンライングルーミングと呼ばれる、性的な目的で子どもと親しくなり信頼を得る…といった手口もあります。次回のデジナビで詳しく紹介します。
ネット利用のマナーを考える参考に
- 守っていますか?ルールとマナー(警察庁)
→インターネット上の犯罪・トラブル防止のために守るべきルール・マナーをまとめてあります。 - 【特集】SNS等の誹謗中傷|安心安全なインターネット利用ガイド(総務省)
→誹謗中傷した場合の事例や、逆に誹謗中傷されたらどうすればいいのか、わかりやすくまとめてあります。
何よりも「相談しやすい環境づくり」を
心配になることが多いかもしれませんが、いちばん大切なことは、親子がスマホの使い方を一緒に話し合うことで、何かあったときに相談しやすい環境を作ることです。
安心して使える環境を作りましょう。