【#44】エトセトラあきた 秋田茂穂さん
寒い1日になりましたね。今日は、桜島も雪景色です🏔
「日本を元気に!あなたのまちのささえびと」リポーターの鶴園直子です。
このコーナーでは、「私たちの日常を支える人」すなわち“ささえびと”。
地元や地域、街を盛り上げ、元気にしようと頑張っている“ささえびと”をご紹介します。
舞台は「沖永良部島」です。
今回は「島に住む皆さんの「あったらいいな」を支える人」をご紹介します。
今日のささえびとは、大島郡和泊町和泊で40年親しまれているお店、
「エトセトラあきた」を営む、秋田茂穂さんです!
👨🎓こちらはどのようなお店?
主に、手芸店と学生服店を合わせたようなお店です。
母が創業した当時は、学生服や婦人服のオーダーメイドを中心とした『学生服店』だったのですが、
その後、絵本やエッセンシャルオイル、輸入食材、そして洗剤の量り売りなどを扱うようになりました。
ちなみに他にも、保育用品や学校教材などの販売や、
年に2回ほど、保育者を対象とした研修会や親子イベントなどの企画運営。
最近では、町内のイベントの音響の仕事も行うようになりました ♪
👩🎓どうして、これだけいろんなものをお店で扱うようになったの?
私はお店を経営しながら町内の学校などで三線を教える活動もしています。
その中で、学校の先生方より「こういったものは扱えないのですか?」など
多くのご要望をお受けする機会が多く、
せっかくご相談いただいているので、出来うる限りは答えようと動いている内に、
保育用品や学校教材、パソコンや防災用品等々、
店舗とは全く関係ない分野の商品を取り扱うようになりました。
ご来店頂いているお客様も恐らく手芸や制服以外は知らないと思います。(笑)
👨🎓秋田さんが島の皆さんの声に応えたいと思うのは、こんな想いがあるからなんです・・・。
沖永良部島は離島ということもあり、様々なハンデを抱えています。
私が先代の母からお店を受け継ぐ際にまず考えたスローガンが、
「島でも本土並みのお買物環境を!!」と言うものでした。
特に意識をしていたのではないのですが、
「あの商品をどこも売っていないから扱ってくれないか」など、
お客様からの要望を可能な限りお答えしていった結果、
表向き手芸店と学生服店ですが、実はこういった商品も取り扱っているという、
変わったお店になっています。
👩🎓「島でも本土並みに」・・・。でも、島ならではご苦労もあるんです。
やはり離島ハンデを感じる機会が多くあります。
例えば、この商品を取り扱って欲しいと要望があっても、
メーカーが離島には配送できないとお返事が来ることや、
送料が商品よりも高額になってしまうこと、
緊急に欲しい商品も最低でも3日以上は掛かってしまうこと、
天候不良で船などの交通が止まってしまうと物資が入ってこないことです。
特に入学式前に船が止まることが時々あり、さすがに焦ってしまいます。
👨🎓春に向けて、これからがお忙しい時期です。
ちょうど今が一年で一番忙しい時期で、年が明けてからは学生服の採寸や試着が始まっています。
今月からはメーカーから届いた学生服の裾上げやネーム刺しゅうなどが始まります。
平行して、教材分野でもご入園やご入学者のおたより帳やねんど、
あさがおセットなどの商品の納品もはじまり、
学生服と教材が合わさり終盤の3月はてんやわんやな状況になっていると思います。
👩🎓これからどのように、島の皆さんの生活を支えていかれたいですか?
最近沖永良部島では、
『SDGsやカーボンニュートラルに取り組んでいきましょう!』と和泊町とお隣の知名町が発表しました。
これはたまたまなのですが、最近、自然と人に優しい洗剤などの量り売りを始めました。
洗剤を量り売りでご購入いただくことでプラスチック容器の削減をして頂くことが可能になります。
こういった環境面でも島民の皆様の少しでもお役に立てるように、精進してまいりたいと思います。