ととナビvol.393 ワカメ

今日は、ととナビ初登場の海藻、 ワカメ です。

みなさんにも、最も身近な海藻かもしれませんね。

そのワカメが獲れるのは寒い時期。まさに今です。

私たちがみそ汁や酢の物などで食べているのはわかめの葉状部、つまりの部分。

そして、中央にあるかたい部分が中肋で、になります(いわゆる「茎わかめ」☟)

そして、「めかぶ」というのもあります。それは根元の方のひだひだになった肉厚な部分です☟

寒い時季に繁茂した状態(一番上の写真のような)のワカメは、「胞子体」と呼ばれるもので、いわゆるワカメの形をしています。

でも、夏にはちがう形をしているんです。生殖細胞が集まった「めかぶ」の部分から、「遊走子」と呼ばれる胞子を放出し、この「遊走子」が発芽してできた「配偶体」という小さな体で夏を過ごすんです。「配偶体」には雄と雌があって、卵が精子と受精して次の世代が生まれ、それが成長して私たちが食べる「胞子体」になるというわけです。

生のものは葉の部分をさっと茹でて酢みそで食べるのもいいですし、茎わかめはコリコリ、めかぶはねばねばの食感を活かして、いろんな調理法でおいしく召し上がってくださいね。(下の写真は、めかぶのたたき☟)

 

 

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