ととナビ vol.184 コモチジャコ

あけましておめでとうございます。

本年も「ととナビ」を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

昨年の話をすると鬼が怒るかもしれませんが、大富先生がぜひこのお話をしたいそうなので・・・

 

🙇🏻:「新年早々なんですが…、「陸王」、良かったですね。

竹内涼真くんが好きで観ていた人もいるかと思いますが、私は役所広司さん演じる社長と、その息子、社員との絆、奮闘ぶりにとても感動しましたよ。

小さいけれど伝統のある、足袋を作る老舗の会社の社員が一丸となってランニングシューズの開発に挑むというストーリーですね。ライバル会社や言い寄って来る会社は有名な大手の会社で、それに立ち向かうというわけですよ。

まさに、小さな伝統と絆が、大きな組織に勝つというサクセスストーリーなんですね。毎回、涙なしには観れなかったですね。」😢

ふむふむ、大富先生らしい・・・

🙇🏻:「この老舗の足袋製造会社は「こはぜ屋」という名前でしたね。この「こはぜ屋」の奮闘が、私には、大量輸入の外国産冷凍水産物に立ち向かう、地元生産者が獲る地魚の魚食普及活動と重なって仕方がないんですよ。水産に携わる人たちにとっても、考えさせられるドラマでしたね。本当に、私も勇気をもらいました。」

うーん、なるほど・・・🤔

🙇🏻:「ところで、「こはぜ屋」といえば小さなハゼですね。私は鹿児島に来る前は東京湾をフィールドに研究をしていましたが、江戸前の海にはマハゼというハゼがたくさんいるんですよ。マハゼは誰にでも簡単に釣れる魚で、夏から秋にかけてのハゼ釣りは昔から江戸前の風物詩なんですね。煮付けで食べたり、佃煮にしたり、お正月用の昆布巻きに使ったり、東京湾では「その辺にいる魚」なんですよ。」

なんか脱線しつつある気が・・・😨

🙇🏻:「ところが、鹿児島には食用になるハゼが少ないんですよ。私はまだ鹿児島でマハゼを見たことがありませんね。そんな中、私たちの錦江湾での調査でよく採れるハゼの仲間が1種類だけいるんですよ。コモチジャコという名前のハゼです。大きさは7㎝くらいの、まさに「こはぜ」です。もちろん、食用としては認識されていません。」

・・・・・

👼🏻:「でも、私はすでにこれを食べました!。

そのままから揚げにしたんですけど、ごく普通においしい小魚でしたね。今度は佃煮にしてみようと思っています。」

食べたんだ・・・😱

🙇🏻:「「こはぜ屋」もがんばったわけですから、私たちもこのような雑魚を食べる文化を創っていきたいものです。今年は明治維新150年の年ですから、斬新なプランを立てたいですね。みんなの力で、魚食維新元年にしましょう!」

 

・・・・今年もこんな感じになりそうです😰。

どうぞお付き合いくださいね🙏🏻。

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