ととナビvol.166 ホオアカクチビ
今日は、いかにも口笛を吹くのが得意そうな魚のお話です。
口先がとがっていて、いつも口笛を吹きながら泳いでいそうな、「余裕しゃくしゃく」な雰囲気の顔をしている・・・
そう、フエフキダイの仲間です。
🙇🏻:「ととナビではこれまでに何種類かのフエフキダイの仲間を紹介しましたが、今日は少し恥ずかしがり屋の女性っぽいフエフキダイを紹介します。ホオアカクチビ💋です。」
🙇🏻:「フエフキダイの仲間、つまりフエフキダイ科には「○○フエフキ」という名前の魚が多いんですが、なかには「○○クチビ」という魚もいるんですよ。口の中が赤くて、火が付いたように見えることから「くちび」になったんですね。それがなまって「くちみ」と呼ばれることもありますけど。
でも、「くちび」が「くちみ」になるっていうことは、「口にファイアーの火」ではなくて「口にうつくしいの美」なのかもしれませんね。」
なるほど・・・🙁
因みに全身も美しいです👇🏻
ホオアカクチビは、日本では和歌山県以南の沿岸の岩礁域やサンゴ礁域にすんでいます。暖かい海が好きな魚ですが、鹿児島市の魚類市場にもけっこうたくさん水揚げされるそう(大きさは40㎝くらい)。
🙇🏻:「この魚は口の中だけではなく、くちびるも赤いんですよ。女性の口紅のようですね。でも、最近は男性用の口紅もあるらしいですね。」
😥・・・・
口の中やくちびるが赤いホオアカクチビですが、一番の特徴はその名の通り頬が赤いこと。
鰓ぶたのところに1か所だけ赤いペンキを落としたような赤い斑紋があります。
🙇🏻:「余裕の口笛を吹きながらも、実は頬を赤らめた恥ずかしがり屋の、素敵な魚なんですよ。
私は魚に生まれ変わったらツムブリになりますけど、
もしも私が女性だったら、ホオアカクチビがいいですね💃🏻。」
😰・・・・・・・
フエフキダイの仲間は関東地方にはほとんど出回らない、これぞ九州沖縄の魚といっていい存在。
くせのない白身の魚で、お刺身でも、煮付けでも、また油を使ってソテーにしても、おいしくいただけます。
🙇🏻:「魚料理には白ワインが合うっていいますが、ホオアカクチビはぜひ、恵津子さんも大好きな赤ワインでどうぞ。ほろ酔いで頬がぽっと赤くなるくらいがいいですよ。」
飲みすぎるな・・・ってはっきり言ってください、先生🍷