毎月、日本の偉人を紹介しています。
今月は、大宰府と言えばこの方「菅原道真」です。
菅原道真は845年、京都で生まれました。菅原氏は古くからの名門で、代々学者として活躍しました。
230年間に合格者65人という最難関の試験に合格したくらい、小さいころから猛勉強します。
先ず、文章を司る最高職である「文章博」を務めることとなりました。初めは太政大臣、左大臣、右大臣から依頼を受け、代わって文章を書く仕事をしていました。
その後41歳の時、讃岐守、今で言えば香川県知事に任命されて、初めて都を離れて4年間の任期を送ることになりました。
49歳の時、第18回遣唐使の大使に任ぜられましたが、道真の建議によって、遣唐使派遣の停止が決まりました。
そして56歳の時、道真は突然、太宰権帥・大宰府の副司令官に左遷されます。
格の低い家の出身でありながら、抜擢されて昇進した恩を忘れ、横暴に振る舞い、宇多天皇に媚びへつらっているとされました。
大宰府に向けて道真が自宅を出る時に詠んだ歌
東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ
道真は自らの悲運を嘆いても、人を恨むことはありませんでした。
当時、他国で死んだ者は遺骨を故郷に返すのが通例でしたが、903年、病に倒れた時、遺言通り通例に従わず大宰府の地に葬られました。
道真のそういう素晴らしい所が多くの人に認められ愛され、ついには神としてまつられているんですね。
今月紹介した偉人は「菅原道真」でした。
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