改めて、日本の歴史を知り、もしかしたらこういう試験問題もあるかもしれません。
今週は、沖縄の日本復帰について話をしました。
1945年の8月15日に第二次世界大戦が終了。
そして1952年4月に、日本と連合国の間で結ばれた「サンフランシスコ条約」が発効しました。
これによって、連合国に占領されていた日本が独立する一方、沖縄は日本から切り離され、
アメリカの立法・行政・司法の下に置かれました。
つまり、沖縄だけがアメリカの占領地として取り残されました。
沖縄の基地占領が長期化するにつれ、沖縄からの批判、反感が多くなりました。
アメリカの考えは、沖縄の基地を使い続けることでしたので、沖縄を日本に復帰させて、
日本政府が沖縄の面倒を見るようにすればいいと考えたのです。
沖縄が日本復帰する前の年の1971年に、屋良朝苗行政主席のもとで作られた建議書では、
「沖縄県民は基地のない平和な島としての復帰を強く望んでいる」として、米軍基地の撤去などを求めました。
しかしこの意見は採り入れられず、沖縄基地の固定化につながる「沖縄返還協定」が国会で強行採決されました。
そして、1972年5月15日 沖縄がアメリカから日本に復帰したのです。
私たちの平和な日常は、沖縄の犠牲の上に成り立っているということですね。
戦後の話ですが、それまでに沖縄には辛い過去がありました。
社会科の問題では、時事問題や、歴史上の出来事を問う問題があります。
今年はいろんな出来事が起こっています。
普段から世の中の情勢に関心を持っていることが大事ですね。
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