各地の年越しの風景 種子島と下甑島トシドン

西之表市の伊勢神社では、種子島鉄砲太鼓保存会の子どもたちによるカウントダウンで新年を迎え、太皷の威勢のいい響きが境内に響き渡っていました。

また、南種子町茎永の宝満神社では、神楽が奉納され、地域の人たちが新年を祝いました。

撮影は種子島のふるさと特派員・番山喜一郎さんでした。

 

一方、甑島の各集落には大みそかの晩にトシドン様がやってきました。
しつけの神様といわれ、いつも子どもたちを見守っています。

鹿児島市から移住してきた益満さんの家では、光君9歳と妹の旭ちゃん6歳がおそるおそるトシドン様を出迎えました。
去年けんかをしないと約束した2人にお叱りの言葉が。

「どうして約束やぶるの?」
「まず一つ、きょうだいげんかをしないこと」

続いて訪れた川畑さんの家では、佐賀から帰省中の孫2人がゲームばかりしていることなど叱られましたが、トシドン様は健やかに育ようにと大きな餅贈り去っていきました。

撮影は、甑島のふるさと特派員・蔵野量夫さんでした。