子どもの健やかな成長願い「あくまき」作り 鹿児島・いちき串木野市
いちき串木野市大薗の谷山繁信さん(74)・百合子さん(69)夫婦の家では、毎年5月5日の端午の節句にあわせてあくまきを作っています。
子どもの健やかな成長を願うもので、この地域ではあくまきのことを「ちまき」と呼んでいます。
この日は、友人も手伝いに訪れ、灰汁にひと晩つけたもち米を竹の皮に包んでひもで結びました。
そして、釜で3時間煮るとできあがりです。
「いただきます」「出来がいい」
(谷山百合子さん)「一番大事なのは灰汁づくり。枕崎のかつお節をいぶす時に出た灰を買って、自分で作っている」
作った200個は、地域の子どもたちや親戚などに配ったということです。
撮影は、いちき串木野市のふるさと特派員・小島忠義さんでした。