明治元年12月13日 公議所の設置へ向け 制度の整備
きょうは明治元(1868)年12月13日です。新政府では、議会にあたる公議所の設置へ向け制度の整備が進められています。
議会にあたる公議所の設置へ向け、新政府は議事体裁取調所を設け、制度の整備を進めています。
取調所では、総裁を前土佐藩主の山内容堂が務め、薩摩藩士でイギリスに留学経験がある森有礼らが勤務しています。
議員にあたる公議人は各藩が決めていて、薩摩藩からは京都留守居役の内田政風が任命されています。
議事体裁取調所は、今月6日に全国の公議人を東京城に集め、公議所を来春東京に開設すると布告を発しました。
あわせてきょうまでに「公議所法則案」が示され、
●議員の任期を4年とし、2年ごとに半数を改選する。
●議員は議案を建言できる。
●議員以外でも議長か議員に議案を託すことができる。
●議案の可否は5分の3以上の多数を必要とする。
などとされました。
公議所の開会は、来年2月15日の予定で、示された公議所法則案が審議されます。