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明治元年12月14日 京都への「還幸」浜松着

天皇が東京から京都へ帰る「還幸」の一行は、浜松に到着しました。江戸から京都へ戻る還幸のため、天皇の一行は東海道を西に進んでいます。

一行は午前11時には東海道五十三次で、東京・日本橋を起点に28番目となる、静岡の見附に到着しました。見附には深くて広い天竜川が流れていますが、徳川幕府は防衛上の理由から東海道筋にかかる天竜川や富士川、大井川など大きな川に橋をかけさせていませんでした。

大軍が一気に江戸に進むのを防ぐための措置で、普段は渡し船が使われていますが、10月の東幸と今回の還幸では多くの船を連結し上に板を敷いた「舟橋」が各地で設けられました。

天竜川では、漁船およそ80隻を横に並べ、縄や鎖でつなぎ、柱と米俵、砂を敷いた上に板を並べ、丈夫な橋が作られました。天皇や大久保利通らの行列は、雨の中天竜川で舟橋を渡り、午後4時に浜松へ到着しました。きょうで旅程の半分を過ぎたことから、行列の一行には労に報いるとして天皇から酒と肴が下賜されたということです。