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慶応4年2月13日 由利公正 財政面での協力を求める

きょうは慶応4(1868)年2月13日です。きょう、新政府会計局の由利公正が大坂の豪商に新政府への財政面での協力を求めました。

越前福井藩士で、新政府会計局の由利公正は、きょう、鴻池善右衛門ら豪商15人を大坂・松屋町に集め、新政府の財政資金調達に協力を求めました。

由利は、新政府の財政資金となる御用金を、大坂の豪商や富豪から集めたいとした上で、一定期間後に利子をつけて返済すると説明しました。また、豪商15人を新政府の会計御用掛に任命して、資金調達への協力を仰ぎました。

新政府は、薩摩や長州、土佐など諸藩の寄合所帯というのが現状で、確固たる財政基盤がありません。由利が集める御用金は、今後、慶喜討伐の東征軍の費用に充てられる予定です。

一方、薩摩藩主・島津忠義は東征軍の武運を祈り、仙厳園にある稲荷神社を京都に移すことを決めました。