• 幕末維新ニュース
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明治元年11月7日 榎本軍から新政府への嘆願書

きょうは明治元(1868)年11月7日です。箱館を占拠する旧幕府の榎本軍から新政府への嘆願書が提出されました。嘆願書は、挑発的な内容だということです。

箱館の五稜郭と松前藩の本拠、松前城を占拠した榎本軍は、きのう軍艦「回天」と「蟠龍丸」を弘前藩に派遣しました。

2隻はきょう青森港の沖合いに現れ、弘前藩の役人に榎本武揚から新政府に宛てた「嘆願書」を手渡しました。

嘆願書の中で榎本は、「箱館府や松前藩が、北方警備に向かうという我々の訴えも聞かずにいきなり攻撃してきたため、やむなく防戦した。松前藩は民家を焼くなど乱暴をはたらき、城から追い払って民を救った。」と戦いが正当なものであったと主張しています。

さらに、「我々を〝賊〟と呼び、攻撃を仕かけてくるのであれば、守るだけでなく追撃してそちらへも乗り込む」という挑発的な文言も並んでいます。

新政府のことは「御列藩」=藩の集まりと切り捨てるなど、嘆願書は体裁だけで、実質は、榎本ら旧幕府軍が自らの正当性を主張した宣言文といえます。