• 幕末維新ニュース
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慶応4年8月17日 新政府軍 援軍投入

きょうは慶応4(1868)年8月17日です。薩摩藩と平戸藩兵の援軍およそ1000人が、北越・出羽方面に投入されました。

奥羽鎮撫副総督の醍醐忠敬らは、秋田久保田藩に続いて新政府側についた弘前藩に入り、藩主の津軽承昭に、盛岡藩の討伐を命じました。

この作戦に備え、薩摩藩と平戸藩の藩兵あわせておよそ1000人が、西郷隆盛や黒田清隆のいる北越・出羽方面に投入されました。

いっぽう横浜では、イタリア公使館主催の仮装舞踏会から、旧幕府のフランス軍事顧問団だったジュール・ブリュネらの姿が消えました。

軍事顧問団の一行は、ひそかに品川沖に向かい、旧幕府軍艦頭榎本武揚ひきいる艦隊に合流したということです。

欧米各国は、旧幕府側と新政府の戦いに中立を宣言していて、軍事顧問団には本国から帰国命令が出ています。しかし、ブリュネらは命令に背き、自らの意志で、旧幕府側と行動を共にし、新政府軍と戦う意向とみられます。