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慶応4年8月16日 河井継之助が死亡

きょうは慶応4(1868)年8月16日です。長岡藩家老で、北越で新政府軍と戦ってきた河井継之助が死亡しました。

長岡藩家老の河井継之助は、北越での戦いで新政府軍に占拠された長岡城を奪還するなど、目ざましい活躍を見せました。

河井の指揮で、新政府軍と互角に渡り合った長岡藩ですが、先月、新政府軍に再び城を落とされ、河井も足に銃弾を受けました。河井と長岡藩兵は会津領に敗走し、会津若松の鶴ヶ城へ向かっていましたが、この移動中、河井は鉄砲傷から破傷風になり、容態が悪化していたということです。
河井は、会津藩の塩沢村で重体となり、きょう死亡しました。43歳でした。

河井は死ぬ間際、自らを火葬するよう指示し、遺体は川原で荼毘に付されました。遺骨は、従僕の松蔵が、風呂敷に包み、会津若松へ運ばれる予定です。河井の死で長岡藩の敗北は避けられない見通しで、北越方面での戦いは、終局を迎えるとみられます。