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慶応4年6月27日 天皇江戸行幸 内定

きょうは慶応4(1868)年6月27日です。天皇の江戸行幸が内定しました。この行幸の背景には首都移転をめぐる動きがあります。

新政府首脳の一部は、東日本の統治と人心の一新などを目指し、江戸への遷都を目指しています。

江戸城ではきょう、京都から出張してきた大久保利通と、新政府参与の木戸孝允、大木喬任、軍務官判事・大村益次郎らが会議を持ちました。

議題は、天皇の江戸行幸についてですが、行幸は、表向きの理由で、実際は恒久的に天皇を江戸に住まわせ、遷都を行おうというものでした。彼らは協議の上、新政府首脳の三条実美の合意も得て江戸行幸が内定しました。

正式決定は、京都へ戻ってからのこととなりますが、遷都については、京都にいる公家を中心とした保守派が反発していて、行幸への反対も予想されます。