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慶応4年6月11日 薩摩の援軍 国許を出航

きょうは慶応4(1868)年6月11日です。奥羽の援軍や京都の守備につく薩摩藩兵が、国許を出航しました。

奥州、北越では奥羽越列藩同盟軍と新政府軍が各地で戦闘を続けています。

新政府は諸般に援軍の派遣を命じ、薩摩からはきょう藩士の中原猶介と吉利群吉が兵を率いて蒸気船に乗り、鹿児島を出航しました。

中原が率いる歩兵と大砲隊は、奥州・北越へ向かうため、江戸方面に向かいます。
吉利が率いる小銃4小隊と大砲1門は京都の守備に派遣されます。

中原は前藩主・島津斉彬に見いだされて薩摩藩の軍の近代化に従事した技術畑の藩士です。

吉利は藩の筆頭家老・小松帯刀の弟です。