甑島高速船が就航10周年、42万人乗船「たくさんの人が利用、うれしい気持ちでいっぱい」

薩摩川内市の川内港と甑島を結ぶ高速船が2日で、就航から10周年を迎え、記念セレモニーが開かれました。

高速船甑島は、薩摩川内市が2014年に13億円余りかけて建造したもので、甑島商船が川内港と、甑島の里港・長浜港の間を1日2回運航しています。

就航から10周年を迎えた2日、川内港の高速船ターミナルで記念セレモニーが開かれ、利用客に地元のお菓子や観光パンフレットなどが贈られました。

(利用客)
「めでたい日に船に乗れてよかった」
「船から見える景色も楽しみ」

(甑島商船 鈴木一浩専務)
「10年間でたくさんの人に利用してもらって、うれしい気持ちでいっぱい」

甑島商船によりますと、高速船甑島はこの10年間で42万人が利用し、コロナ禍前は年間で4万5000人ほどが利用していましたが、コロナ以降は3万人台に減少しているということです。

甑島商船は「薩摩川内市とともに、甑島の観光PRなどをさらに進め、利用を回復させたい」としています。