出水平野で冬を過ごしたツルの北帰行 去年より2日早く開始 鹿児島

国内最大のツルの越冬地・出水平野で、冬を過ごしたツルが北の繁殖地へと帰る「北帰行」が始まりました。

鹿児島県ツル保護会が、29日午前10時半すぎに、マナヅル15羽が長島方面へ飛び立ったのを確認したことから発表したもので、去年より2日早い発表です。北帰行は3月末ごろまで続く見込みです。

(県ツル保護会 桑野大輔監視員)「今年は例年に比べて事故もないし、死亡個体も少ないし大変いい年。存分に英気を養って帰ってほしい」

なお出水平野では今シーズン、越冬するツルが1万2972羽確認され、27シーズン連続で1万羽を超える「万羽ヅル」となりました。