情報収集衛星を軌道に投入し打ち上げ成功 H2Aロケット48号機 次世代H3に弾み

H2Aロケット48号機がきょう12日、種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。

H2A48号機は、午後1時44分26秒に打ち上げられました。
そして、搭載していた政府の情報収集衛星「光学8号機」を予定の軌道に投入して打ち上げは成功しました。

(宮城県から)「初めて。すごく感動した。辰年で上り龍で音も響いて、いい経験した」

(熊本県から)「音の凄まじさは体感しないとわからないのでいつも種子島に来て堪能させてもらっている」

打ち上げられた光学8号機は、北朝鮮のミサイル発射施設などを監視する事実上の偵察衛星でおよそ400億円かけて開発されました。
政府の情報収集衛星は大規模災害時の対応もしていて、能登半島地震でも被災地の状況確認に活用されました。

H2Aロケットはこれで成功率が97.9%となりましたが、来年度予定されている50号機が最後で、H3に移行する計画です。

(三菱重工業 江口雅之防衛・宇宙セグメント長)
「より(打ち上げの)信頼度高まってきているので大きなステップだった。それを次のH3につなげていきたい」

H3は去年、初号機の打ち上げが失敗しましたが、2号機の打ち上げが来月15日に予定されています。