「イクメン」という言葉がなくなるくらいの社会に 子育て系インフルエンサー「しょうごっこ」さんが語る育児
鹿児島県は来年度までに県内の男性の育児休業取得率30%を目指していますが、昨年度は25.6%に留まりました。
こうした中で、男性の子育て参加を促そうというイベントが開かれ、TikTokなどで人気の子育て系インフルエンサーも登場しました。
県が開いた子育てに関するフォーラムに登場したのは、子育て系インフルエンサーとして人気の「しょうごっこ」こと、中村匠吾さんと1歳5か月の娘・きいちゃんです。
慣れた手つきで無線連絡、赤ちゃんを抱っこするしょうごっこさん。実は、過去におよそ7年間、海上保安官として勤務し、レスキューの経験もあるんです。
現在は、妻のしょうこさんとともにきいちゃんの子育て中。親子の日常や「子育てあるある」を、ユーモアのある動画にまとめてTikTokやインスタグラムなどで公開していて、フォロワー数は20万人を超えます。
そんな「しょうごっこ」さんが語った育児に参加する喜びとは。
(しょうごっこ 中村匠吾さん)「育児は一日一日成長が目に見えてわかる。(子どもが)きのうできなかったことができるようになったことに気づける。こんなに大変なんだと苦労を理解できた。当たり前のことに感謝できるようになった。イクメンという言葉がなくなる社会になっていけばこういう活動をしていてうれしい」
県内の企業に務める男性の育児休業取得率は年々、上昇していて昨年度は25.6%で、全国の17.13%は上回ったものの、県が来年度までの目標としている30%には届いていません。
そうした中で、自身の子育てで感じたことを発信し続ける「しょうごっこ」さんの言葉に、イベントに参加したパパたちも感じることが多かったようです。
(参加した人)
「自分が子どもを守らないといけない場面出てくる。改めて考えさせられた」
「意識が変わってくれるのはうれしい。これから一緒に頑張っていこうと思える。そういう姿勢でいてくれるのはとてもうれしい」
「妻が気づかないところを自分から気づいて育児を積極的にやるべきだと思った」
「パパっ子になってほしい」との思いが原点だと話すしょうごっこさん。子育てに奮闘しながら、発信を続けます。
(しょうごっこ 中村匠吾さん)「自分の思いを正解として伝えているわけではないけど、うなずいてくれる方やメモを取ってくれる方がいるとわかれば、またこれからも発信したいと思った、今回の機会ありがたかった。楽しかった」