「手に乗せて大きさにビックリ」県内各地で「ひょう」降る 大気の状態不安定

 

上空に流れ込んだ真冬並みの寒気の影響で、県内では大気の状態が不安定になっていて、ひょうが降ったところもあります。

ひょうが道路の脇に積もって、かたまりのようになっています。手に持つと、ひょうの大きさは1センチほど。ゴルフ場でプレー中に降ってきたということです。

県内でひょうが降り始めたのは、出水市付近に発達した雨雲がかかりはじめた昼ごろからとみられて、午後1時ごろにかけてさつま町や鹿児島市などでもひょうが確認されました。

撮影した人によりますと、急にあたりが暗くなり、強い風と雷が鳴りだして、10分ほどでひょうが降ってきたということです。九州南部の上空およそ5500メートルには、マイナス18度以下の寒気が流れ込み、27日夕方にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みで、九州南部では、局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの突風、ひょうが降るおそれがあります。

気象台は、落雷、突風、急な強い雨などに注意を呼びかけています。