子どもに広がる新型コロナ 小学校の対策は

鹿児島県内でも急増している新型コロナの感染者。特に子どもたちの感染者が増えている中、小学校では様々な対策を取っています。

12日、過去最多の1517人が発表された新型コロナの感染者。年代別の内訳をみると10代以下の子どもたちが46%で、全体の感染者数の半分近くを占めています。

鹿児島市の城南小学校です。様々な感染対策をとり警戒しています。
13日、3年生のクラスでは児童が率先して休み時間に換気をしたり、手や指の消毒を徹底。給食の時間には、これまで同様おしゃべりをせずに食べる黙食を続けるなど、子どもたちひとりひとりが感染防止を意識していました。

(児童)
「1000人超えたのは、さすがにやばいと思った」
「こわい。消毒したり手洗ったりしている」

新型コロナに加え、連日、気温が高い日も続く中、学校は感染対策と熱中症対策を同時に行うことの難しさも感じながら、精一杯の対策をとっています。

(城南小学校 高山謙一校長)
「体育の授業でマスクを外して活動するのは進めているが、子どもたちの中にはマスクを外さないで生活したい子もいる。熱中症対策と両立するのは難しいと感じている」

熱中症対策のため、教室の授業ではエアコンを使っていますが、教室の対角線上の窓は常に開けて、換気をするなどしています。

城南小学校では引き続き基本的な感染対策を徹底し、今後の県内の感染者の数の状況などをみながら、時差登校や夏休み中の出校日の対応などを判断するということです。