新型コロナ 死者20人のうち高齢者95% 全員が基礎疾患あり

鹿児島県は、県内で今年に入ってから2月8日までに死亡が発表された感染者20人のうち、95%が70代以上の高齢者で、20人全員に基礎疾患があったことを明らかにしました。

県内では、今年に入ってから2月8日までに感染者20人の死亡が発表されています。県によりますと、年代別では、50代が1人、70代が6人、80代が5人、90代以上が8人で、70代以上の高齢者が95%を占めています。

20人全員に基礎疾患があり、このうち9人の死因は新型コロナウイルス感染症によるものでしたが、残る11人は基礎疾患の悪化など別の疾患によるものでした。

また死亡した20人のうち14人が医療機関に入院中で、残る6人は高齢者施設などに入所中でした。ワクチンについては、20人のうち11人は1度も接種していませんでしたが、7人は2回目の接種済み、2人が3回目の接種済みでした。

また、去年10月から今年1月にかけての感染者7395人のうち、1回も接種をしていなかった人が82%、2回接種済みが17%、3回接種済みが0.2%でした。

県は、未接種者が感染者の8割を占めていることから、「感染拡大防止のために、希望する人は早めにワクチン接種をしてほしい」としています。