鹿児島市 酒類提供 第三者認証店で24日から可能に

鹿児島県は「まん延防止等重点措置」に伴って酒類提供の停止を要請している鹿児島市内の飲食店でも、「第三者認証」を受けていれば24日から条件付きで提供できるようにすることを決めました。

これは、県が22日午後、対策本部会議を開いて決めました。鹿児島市以外の市町村の飲食店については、営業時間は午前5時から午後8時、酒類提供は11時から午後7時までとしていましたが、24日からは酒類提供の時間制限を行いません。
なお、第三者認証店は引き続き、時短せずに通常営業も選択できます。

鹿児島市ではこれまで、営業時間は午前5時から午後8時までで、酒類の提供を認めていませんでしたが、第三者認証店に限り、午前11時から午後7時半まで酒類提供を認めます。ただ、1グループ4人以内か同居家族の利用に限定します。
なお、第三者認証店以外については、これまで通り酒類は提供できません。

「第三者認証」は21日現在で771店が受けていて、このうち529店舗が鹿児島市です。知事は、今回の緩和は感染者が減少傾向にあることから、政府の基本的対処方針に従って知事判断で決めたとしています。

一方で、再び感染が広がらないようマスク着用や消毒、換気などの基本的な対策を徹底してほしいとも呼びかけました。なお、県は時短要請に応じない鹿児島市の飲食店7店に新たに特措法に基づく「命令」を出し、店名を公表しました。県は、22日時点で14店を公表しています。

県は「まん延防止」措置の適用期間の今月30日までは、独自の緊急事態宣言や警戒基準「ステージ4」、県内の全飲食店への営業時間短縮要請を継続します。