「まん延防止」延長で鹿児島県の対応どうなる?現場はやきもき

当初の期限が3日後に迫る中で延長されることになった「まん延防止等重点措置」。鹿児島県や市町村が学校などの現場にどのような要請をするのかまだ正式に決まっていないため、戸惑いや不安も抱えています。

重点措置の対象となっている鹿児島市にある全校児童971人の西谷山小学校です。重点措置を受けて2学期は午前授業にしていて、今月末に予定していた運動会も、今後の状況が見通せないことから11月に延期することを決めました。

(西谷山小学校 東浩一校長)「子供たちが練習する期間が短すぎるということで11月に延期した。子供たちも非常に楽しみにしている運動会、出来る範囲で実施したいと考えている」

ただ、長期化すれば6年生の修学旅行など、他の学校行事も延期・変更せざるをえなくなると話します。

(西谷山小学校 東浩一校長)「一番の大きな行事は6年生の修学旅行。感染予防と学びの保障、この両立が非常に難しい」

関係者によりますと、鹿児島市では今月中に運動会を予定していたほとんどの小学校で延期を検討しているといいます。
また、鹿児島市教育委員会は、重点措置が延長された場合は市内の学校で行われている時差登校などを続けるとしています。

一方、かごしま水族館では先月から休館していて、休館中は連日、生き物たちの様子を動画配信するなどしてきました。当初の期限の12日まで休館し、13日から再開する予定でしたが、延長された場合に市がどのような対応を決めるのか見通せず、不安の中で再開への準備を進めています。

(かごしま水族館 総務課長・検見崎温久さん)「13日にお客様をお迎えできるように準備は進めていますが、休館がのびるようであれば引き続き、閉館していても楽しんでいただけるような取り組みは続けたいと思います」