20日から「まん延防止措置」暮らしはどう変わる?

鹿児島では初めて適用される新型コロナの「まん延防止等重点措置」。20日から来月12日までの期間中、私たちの暮らしはどう変わるのか見ていきます。

対象区域は鹿児島市、霧島市、姶良市ですが、期間中、県内全域で日中を含めた不要不急の外出自粛、外出する場合も回数の半減、少人数、混雑の回避、県外との不要不急の往来自粛が呼びかけられます。

また、飲食に関しても・少人数、短時間、・家庭内でもマスク着用など感染防止対策の徹底が呼びかけられます。飲食店の午後8時までの営業時間短縮要請は、20日から県内全域に拡大されます。

重点措置の対象となる鹿児島市、霧島市、姶良市では、酒類の提供停止とカラオケの利用停止も求められます。そして、それ以外の市町村では酒類は提供可能ですが、時間が午前11時から午後7時までに限定されます。

重点措置対象の3市では、ショッピングモールや百貨店、パチンコ店など1000平方メートルを超える大規模な商業施設についても、営業時間短縮を要請します。営業は午後8時までで、イベントがある場合は午後9時までです。映画館は午後9時までです。

このほか、家電量販店や百貨店の地下食品売り場などには、入場者の整理、誘導など「密」回避の対策を求めるとしています。要請に応じた店には大企業も含め、協力金が支払われます。要請に応じなかった場合は命令が出され、それでも応じない場合は罰則が課される場合もあります。

一方、イベント開催は声援などが想定される場合は、収容率50%以内、もしくは上限5000人の少ない方で参加者を制限します。

このほか、事業者に対してはテレワークの徹底を求め、出勤者の7割削減を目指すとしています。また、学校の授業や部活動については換気の徹底、密の回避、マスクの着用など基本的な感染防止対策を徹底するよう求めています。

県の施設は一部を除いて来月12日まで原則、休館。県民向けの県内旅行商品割引「今こそ鹿児島の旅第2弾」の停止期間は来月14日までに延長されます。