鹿児島で約800年続く正月遊び「破魔投げ」 子どもから大人が歓声あげて悪戦苦闘

正月の風物詩・破魔投げ大会が8日、鹿児島市で開かれました。

破魔投げは、鹿児島でおよそ800年続く伝統的な正月遊びです。大会は破魔投げ保存会が毎年、成人の日に開いているもので、今年は幼稚園児から90代の高齢者までおよそ120人が参加しました。

 

1チーム5人にわかれて向き合い、破魔と呼ばれる丸い木の板を相手の陣地にめがけて木の棒で打ち合います。そして、転がる破魔が相手の陣地で倒れると得点となり歓声が上がりました。

(小学4年・初参加)「破魔を打ち返すのが難しかった」

(小学5年・2回目の参加)「倒れた破魔を打ち返したり投げたりするのが難しいけど楽しい」

(鹿児島市破魔投げ保存会 竹下建夫会長)「勇壮な遊びだったんだろうが、今こうして継承していることが嬉しい」

予測が難しい破魔の動きに、参加者は悪戦苦闘しながら楽しんでいました。