朗読 揺れて歩く~向き合う命~
鹿児島市在住の文筆家で写真家でもある清水哲男さんが、今年4月、「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」という本を出版した。これは、清水さんの故郷・京都で暮らす父親ががんの宣告を受け、亡くなるまでの166日間を綴ったもので、生と死に向き合う両親の姿だけでなく、二人の互いへの思いも、清水さんが撮影した写真と共に克明に描かれている。
どーんと鹿児島36年間の放送の中で、初となる全編朗読という試みに挑戦し、自分の命、肉親を始め親しい人の命に思いを馳せていただく時間になればと考え企画した。ぜひ、朗読の魅力も感じていただきたい。(キャスター:藤原一彦)