【8・6豪雨災害体験談】大雨で親は帰宅できず…子どもだけで過ごした不安な一夜(2023年7月24日 放送)
8・6豪雨災害から今年で30年です。今回は、48歳女性・親方ちゃんのお母さんから頂いた体験談です。
「あの年、高校生だった私は姶良市に住んでいました。雨がひどかった8月1日、父は仕事の泊り勤務で、母も鹿児島市に行ったまま電車に乗れず帰って来られませんでした。
そのため、私と中学生の妹の2人きりで不安で心細い一晩を過ごしました。隣の家も両親が帰宅できず、子どもだけで過ごしたようです。
運よく、床下浸水ですみましたが、もし、さらに水位があがっていたらと思うとゾッとします。
この経験から、8月6日は早めに避難。避難所は、最初は私たちの家族だけでしたが、竜ケ水でUターンをしてきた人であっという間に満員になりました。水位の上がる思川を見ながら不安な夜を過ごしたことを覚えています。
あの年、子どもだけで避難や待機を迫られることがあると学びました。もしもの時に親がいなくても自分の命は自分で守る判断ができるよう、小学4年生になる娘にも伝えています」