桜島の大規模噴火に備え 鹿児島市街地への軽石・火山灰想定し訓練

桜島で大規模な噴火が発生し、鹿児島市街地側に大量の軽石や火山灰が降ることを想定した防災訓練が行われました。

訓練は、桜島の大規模噴火で鹿児島市街地側に大量の軽石や火山灰が降ることを想定して行われ、会場の清水中学校では、生徒や住民などおよそ500人が参加しました。

桜島で大正噴火級の噴火が起きた場合、鹿児島市街地では軽石や火山灰が最大で1メートル積もると想定されています。

訓練では市の職員が、市外に避難する際は、大渋滞を防ぐため車での移動は1世帯1台にすることなど、ポイントを説明しました。

(参加した中学生)「備蓄の食糧とか準備しないといけない。(いざという時)どう行動するのか学ぶことができ勉強になった」

(鹿児島市 下鶴隆央市長)「避難所の設営や、桜島爆発時にどのようなことが想定されるか、関係機関の担当者と連携しながら総合的な訓練ができた」

会場には、避難所で使われる簡易トイレや段ボールベッドが用意され、参加した人たちは使い方などを確認していました。

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