桜島で大規模噴火を想定し防災訓練

桜島で20日、大規模な噴火を想定した防災訓練がありました。


訓練は今年で52回目で、桜島の火山活動が高まって噴火警戒レベル5に引き上げられ、全域避難となった想定で行われました。


今年は桜島の住民や鹿児島市の職員、警察・消防など、あわせておよそ2000人が参加しました。


これまでの訓練では、避難する時に避難先を書いたカードを住民が町内会長らに提出し、逃げ遅れを防いでいましたが、避難に時間がかかることなどから、今回初めて、自宅の玄関先に避難完了を示すカードを掲示する取り組みも行われました。


(参加した住民)「足が不自由な人も多いので、どう避難させるのかが切実な問題だと思う」


(鹿児島市 下鶴市長)「(訓練内容を)桜島全体にしっかり共有して、大規模噴火時でも犠牲者ゼロを目指したい」


20日はこのほか、観光客を避難させる訓練もあり、避難誘導の手順などを確認していました。

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