接種予約のキャンセルで余った新型コロナワクチンについて、霧島市は27日、民生・児童委員などに代わりに接種する方針を発表しました。一方、鹿児島県も28日余ったワクチンの対応指針を示す予定です。
霧島市は、来月2日からイオン隼人国分ショッピングセンターで集団接種を予定していますが、予約のキャンセルによってワクチンが余った場合、民生・児童委員と会場スタッフに代わりに接種する方針を示しました。
民生・児童委員については、市内の284人のうち65歳未満が45人いて、担当地区の住民や高齢者と接する機会が多いこと、そして会場スタッフについては医療従事者に相当し、急なキャンセルに対応可能なことを理由に挙げています。
なお県は27日、各市町村と医療機関に対して、余ったワクチンは廃棄せずに有効活用を求める通知を出しました。具体的な指針は28日発表する予定です。
一方、鹿児島市では、今月24日に接種券が発送された65歳以上75歳未満の予約が本格化していて、市のコールセンターでは26日から電話が大幅に増え、つながりにくくなっています。
25日の着信が2321件、応答が1682件で、応答率72.5%だったのに対し、26日の着信は、25日の8.7倍の2万98件、応答が2023件で、応答率は10.1%となりました。
市は24時間予約可能な専用サイトからの予約を呼びかけています。