鹿児島県内では9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに8人発表されました。また、変異ウイルスへの感染が疑われる人が、新たに4人確認されました。
新たに感染が確認されたのは鹿児島市の10代から80代までの男女5人、霧島市の30代男性、鹿屋市の20代男性、さつま町の40代女性のあわせて8人です。感染者集団=クラスター関連はなく、8人うちの7人は、これまでに確認された感染者の接触者で、残る1人は感染経路を調査中です。これで県内の感染者の累計は1905人になりました。
8日時点で医療機関などでの療養者は81人で、このうち酸素投与が必要な中等症は7人です。また県は、変異ウイルスへの感染の疑いがある人が4人、確認されたと発表しました。4人は、県内在住の男性3人と女性1人で、いずれも今月上旬に感染が確認され現在、医療機関に入院中です。
不特定多数の接触は確認されていないことなどから県は、県内で変異ウイルスの感染が広がっている状況ではないとして冷静な対応を呼びかけています。
一方、県は、先月29日と今月2日に、変異ウイルスへの感染が疑われるとして発表した12人のうち10人は、国の詳細な検査の結果、イギリス型の変異ウイルスと確定したと発表しました。
県は、残る2人についても10人のいずれかと同じ感染経路であることから、同じ変異ウイルスに感染したとみています。これで県内で変異ウイルスと確定したのは、17人となりました。