鹿児島県内では4日、新型コロナウイルスの感染者が新たに322人発表され、13日ぶりに前の週の同じ曜日を下回りました。ただ、20代を中心に若い世代の感染は相次いでいて、県は対策の徹底を呼びかけています。
県内は新たに感染が発表されたのは、県発表分176人、鹿児島市発表分146人のあわせて322人です。
先週月曜より8人少なく、13日ぶりに前の週の同じ曜日を下回りました。感染者の累計は4万6511人になりました。
県は1人の死亡も発表し、亡くなった人はあわせて171人となりました。
また、1週間あたりの感染者数は、今月3日までに4792人で、前の週の1.58倍に増えています。
感染者数が前の週の同じ曜日を上回り始めた先月23日から今月3日までの感染者を年代別に見ると、まん延防止等重点措置の期間中と比べて10代と20代が増えていて、特に20代は6ポイントほど増えています。
県は移動シーズンを迎えて若い世代の感染が増えていて、「第7波」に突入するおそれもあるとして、気を緩めず対策を徹底するよう呼びかけています。
なお県は、3月に県内で亡くなった感染者は46人で、年代別の内訳は80代が18人、90歳以上が17人、70代が7人、60代が4人と発表しました。
また、44人が入院中、1人が自宅待機中で、残る1人は死亡後に陽性が判明しました。ワクチン接種歴がなかったのは10人で、1回受けたのが1人、2回受けたのが30人で、3回受けていたのが5人でした。
亡くなった46人全員に基礎疾患があったということで、県は基礎疾患がある人の感染を防ぐためにも対策を徹底してほしいと呼びかけています。