新型コロナウイルスの収束を願って、1日夜、全国一斉に花火が打ち上げられ、鹿児島県内でも8か所で、合わせて550発が夜空を彩りました。
1日午後8時、全国のおよそ160の花火業者が、各地で一斉に花火を打ち上げました。新型コロナウイルスの収束を願って行われたもので、県内では、4つの業者が出水市や鹿屋市など8か所で、あわせて550発を打ち上げました。
出水市では鹿児島市に本社を置く、太洋花火が打ち上げを担当しました。
(太洋花火 谷川実常務)「花火を見ることは、上を見るということ。下を見ずに上を見て、元気を出してもらえたらと思います。」
人が集まるのを避けるため、打ち上げ場所は事前に告知されませんでしたが、住民は、夜空を見上げて花火に見入っていました。
(鹿屋市の住民)「ずっと家にいたので、きれいな花火が見られてすごくうれしい。日本全国でコロナが収束して、普通の日常が戻ればいいと思う」
新型コロナの影響で多くの花火大会が中止となる中、人々を勇気づける打ち上げとなりました。