新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が全世帯に配布する布マスクの配達が23日、鹿児島県内でも始まりました。
政府の布マスクは、全世帯を対象に1世帯あたり2枚ずつ配布されます。配布はこれまで、感染者の多い東京や福岡などでは既に進んでいますが、感染者が比較的少なく推移した地域でも23日から一斉に始まりました。
鹿児島市の鹿児島中央郵便局でも第1便が出発し、西田や下荒田の集合住宅やアパートを中心におよそ9000世帯のマスクを配達したということです。県内では84万世帯が対象で、ほかの市町村でもマスクが届き次第、配達されることになっています。
政府のマスクをめぐっては配布に巨額の費用がかかるほか、一部に不良品が見つかるなどしており、国民には様々な意見があります。政府は今月中にマスクの配布を終えたいとしています。