鹿児島県内では新型コロナウイルスに便乗した不審なメールや電話の相談が相次いでいて、県警が注意を呼びかけています。
県警によりますと、新型コロナウイルスに便乗した悪質商法や詐欺とみられる事案の相談が、ことし2月から29日までの間に、およそ20件寄せられています。相談の内容は、「マスクを販売するというメールが届いた」や「カード会社を名乗り『新型コロナの調査をしている』という不審な電話がきた」などです。
県警は、個人情報が流出するおそれがあることから、不審なメールのURLはクリックせず、電話でクレジットカードの番号を教えないよう呼びかけています。また、相談の中には「心当たりのないマスクが届いた」というものもあり、あとから代金を請求する「送り付け商法」の可能性もあることから、あやしいと感じたら最寄りの警察署に相談するよう呼びかけています。
さらに県警は休業している店舗で窃盗などの犯罪が発生するおそれがあるとして、パトロールを強化する方針で、現金を店に置いたままにしないよう呼びかけています。