鹿児島県は14日に開かれた新型コロナ対策会議で、ウイルスへの感染を調べる「PCR検査」について、16日から鹿児島市の施設でも検査を実施すると発表しました。
(三反園知事)「PCR検査については鹿児島市と協議してきたが、16日から鹿児島市でも検査ができることになって、多くの検査ができる体制が整うことになる。」
三反園知事はこのように述べ、現在、県環境保健センターだけで1日30人程度行っているPCR検査の体制を16日から拡充し、鹿児島市の保健環境試験所でも実施する方針を示しました。鹿児島市の保健環境試験所でも1日15人程度検査ができるということで、16日から最大で1日45人程度の検査ができる体制が整うことになります。
この後、鹿児島大学病院の川村英樹特例准教授が、県内でも患者数増加に備え、軽症患者の受け入れによる医療機関の負担を減らすため、外来と入院は分担し、宿泊施設の整備も必要と述べました。
また、重症患者のための集中治療室の整備や、看護師の育児への支援など医療体制の整備も急ぐよう訴えました。なお、県内では、13日までに628件のPCR検査を行っているということです。