鹿児島にやってきた啓風丸。
気象庁の観測船なんですが、船内では何が行われているのでしょうか。
海洋気象観測船「啓風丸」にはさまざまな観測機器が設置されています。
GNSSアンテナでは、近年の大雨災害の原因でもある線状降水帯の予測精度を上げようと衛星を利用し、線状降水帯のもととなる上空の水蒸気量を測っています。
気象庁大気海洋部 椿修二・技術専門官
「線状降水帯予測の精度向上には、海上からの水蒸気の流入を正確に捉える必要がある」
気象庁大気海洋部 椿修二・技術専門官
「まだまだ線状降水帯は解明されていないので、そのための一助になるデータをとることが大事」
大雨災害を減らすため、啓風丸は年間およそ220日、海上で観測を続けています。