1993年9月20日午後8時ごろ、日置市日吉町毘沙門地区で大規模な地滑りが発生しました。
伊集院町と日吉町の境にある矢筈岳の西側の山腹が幅およそ100メートル、長さおよそ150メートル、深さおよそ20メートルに渡って崩れました。
この地滑りによって5人が生き埋めとなり、2人が亡くなりました。
この日の日吉町の雨量は6ミリ、不意を突かれた地すべりの発生でした。
地すべりの発生前には地面に亀裂ができたり、沢や井戸の水が濁ったりなど、前兆現象が起きることがあります。周囲の変化に気をつけ、避難に結びつけていくことが大切です。