ゆらゆらと海面近くを漂う、謎の物体。大きく翼を広げた、鳥のようにも見えます。
おととい、奄美市名瀬の海で平野真理子さんが撮影したものです。
3年ほど前から海岸沿いのウォーキングを続けている平野さんは、鳥か魚か、初めて見る不思議な美しさに思わずカメラを回したといいます。
かごしま水族館によりますと、奄美や沖縄などの海に分布するカサゴの仲間、ハナミノカサゴだと思われるということです。水深5~15メートルほどに生息し、1年を通してダイビングなどで出会える魚ですが、海面近くで見られるのは少し珍しいということです。
平野さんは、「カサゴなら唐揚げにしたいところだけれど、奄美の青い海に映えて美しいのでこれからも大切に見守りたい」と話していました。