写真家・日下田紀三さん83歳は、もともとNHKのテレビカメラマンだったが、43年前に屋久島に移住し、以来、屋久島の自然や人々の暮らしを丹念に撮り続けてきた。
今でこそ世界自然遺産の島として豊かな森が世界的に有名だが、日下田さんが移住した当初は、木材供給の島として国による森林伐採が行われていた。のちに、林業の衰退、自然保護の高まりにより、伐採はストップ。その森が年月をかけ、再生している。
日下田さんが43年間撮り溜めてきた屋久島の様々な写真とともに屋久島の歴史を振り返り、その価値や時代の変化を見つめる。