高校生ラガーマンの聖地・「花園」出場をかけた県予選決勝が11月18日に薩摩川内市で行われ、鹿児島実業が22回目の切符を手にしました。
決勝戦は、2年ぶりの頂点を目指すダークグリーンのジャージ鹿児島実業と、4大会ぶりの花園を狙う紫紺のジャージ鹿児島工業が対戦。
試合を優位に進めたのは鹿実でした。開始2分、マイボールラインアウトを確実にキープすると、そこからモールで押し込みトライ。先制に成功すると、前半12分にはパスをつなぎ、最後はNO8の楠元がトライ。チームの持ち味「テンポの早いプレー」交えて得点を重ねます。
対する鹿児島工業は、ゴールライン際で何度もトライを防ぐなど、粘りのプレーを見せましたが、「自分たちのプレーをさせてもらえなかった」と鹿実の堅いディフェンスを前に最後まで得点を奪えず。
終盤にはキャプテン・今東がトライを奪うなど、最後まで隙のない試合運びを見せた鹿児島実業が48対0で勝利。2年ぶり22回目の花園出場を決めました。
試合後、鹿児島実業の今東勇翔主将は「自分たちを信じてやり抜くことができて、結果的に勝つことができてよかった。鹿児島県の代表として鹿児島ラグビーを背負って頑張っていきたい」と花園への意気込みを語りました。
全国高校ラグビー大会は12月27日に東大阪市の花園ラグビー場で開幕します。